アエロフロート航空、アエロメヒコ航空、エールフランス航空、アリタリア航空、コンチネンタル航空、チェコ航空、デルタ航空、KLMオランダ航空、大韓航空、ノースウェスト航空10社によるグローバルな航空会社アライアンスであるスカイチームは、ご利用いただくすべてのお客様に一際優れたサービスを提供することでその独自性を確立しています。月刊スカイチームニュースは、これら加盟航空会社の重要な最新情報をメディアを通して皆様にお届けします。

今月のスカイチームニュースは、コンチネンタル航空 アジア/太平洋地域および経営企画部の上級副社長、マーク・アーウィン氏との質疑応答を特集します。アライアンスの新規加盟が今年の主なテーマであることから、新興成長市場におけるアライアンスの成長と、お客様、アライアンス全体、そして新たに加盟する航空会社に対して、この成長がもたらす利点について、考えを伺いました。
Q:スカイチームは最近、ロシアの航空会社であるアエロフロート航空をアライアンスに迎えました。アライアンスが中国市場を重要視していると誰もが認識しています。東欧や中国などの市場に対するアライアンスの関心の主な要因とは何ですか?
A:この2つの地域は、実質的に違った方法で発展している、まったく異なる地域です。端的に言えば、東欧は、欧州連合(EU)の発展に追随しています。 これらの市場は、これまで利用可能なインフラやアクセス権が、歴史的に制限されていました。しかし、すべてが変化し始めており、このような長期にわたる制限が緩和されたことにより、今、航空業界も確実に成長を遂げつつあります。また、東欧における成長の見通しは、単に欧州の航空会社だけのものではありません。アジア、アメリカ大陸を含むすべての地域の航空会社が、今後5~10年における、この市場での巨大な可能性の存在を確信しています。
この可能性は、これらの地域が市場を開放し外国との関係を強化することによって、これらの地域への航空機の乗り入れが大幅に可能となるという見通しによるものです。これが、この地域における大きな関心の最大の要因の1つであり、国際的な事業にとってとても魅力的なことです。エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)の最近の報告では、2005年に東欧と旧ソ連邦の国々は、740億ドル以上という、記録的な額の直接投資を外国から受けています。政府統計が示すように、ロシアのGDP成長は、過去3年間で7%を超えています。
スカイチームでは、欧州の加盟航空会社は、東欧の要地の主な地点への重要なアクセスを提供しており、戦略的に適切だと判断すれば、この地域における新たなパートナーを今後も策定していきます。
当社のアソシエートプログラムは、スカイチームの地位を補強し、東欧などの地域におけるサービスの拡大を目的としています。加盟航空会社を通じて、また間もなくアソシエート航空会社と協力して、スカイチームでは、現在のアクセスやインフラの制限にもかかわらず、結合力のあるサービスを提供することができるようになります。
さて、中国は少々異なります。中国の発展の勢いや、中国に対する世界中の注目を受けて、当社も現在、いわば行動のまっただ中にあります。スカイチームは、中国に関してとても良いポジションにあります。つまり、長年にわたり、中国において最高の、そしてもちろん最大の航空会社の1つである中国南方航空と強力な関係を築いているため、中国市場において強固な地盤を持つという、有利な立場にあるのです。
当社は、中国南方航空をアライアンスに招いただけでなく、今後数年間に中国において、スカイチームアライアンスがどのような存在となるかを決定づけるために、密接に協力しています。私たちは、非常に詳細な点まで精査しています。つまり、中国における顧客サ―ビスを、中国のお客様や中国を拠点に移動するお客様にとって、より優れたものにするにはどうすればよいか、ということです。どうすれば、各渡航地までのお客様のアクセスを増やせるかということです。
整理統合された中国市場には、多くの開発や成長のチャンスが存在します。現在、スカイチームが注目するのは、中国南方航空を正規加盟会社としてアライアンスに招くということです。当社は、中国南方航空やその他の中国国内のグループと協力して、当社の厳しい加盟要件を満たすよう、中国南方航空のITや空港のインフラ開発を行っています。 正式に加盟の運びとなれば、スカイチームは、市場における成長の潜在的機会を評価しなければなりません。これには、お客様の要求に適合するような、新たなパートナーシップや製品/サービスの開発などがあります。
Q:スカイチームのようなアライアンスに加盟するには、航空会社は厳しい加盟要件を満たさなければならないとおっしゃいました。スカイチームが、拡大したネットワークをお客様に提供することで利益を得られる一方、開発途上の旅行市場とされる地域を拠点とする航空会社にとって、アライアンスに加盟することが、どのように役立つと思われますか?
A:スカイチームのような航空会社アライアンスに参加することで、特に航空市場の発展度がまだ低い市場の航空会社は、安全性、サービス、操作性能などの基準をさらに高めるための明確なロードマップを得ることができます。
先ほど言ったように、スカイチームは、スカイチームの加盟会社が自分のネットワークを中国南方航空のネットワークと提携することができるようなIT整備を実現するため、中国南方航空と協力しています。
加盟要件が満たされ、航空会社がアライアンスに加盟すれば、スカイチームアライアンスのパートナーであることによる増分収益を享受することもできます。
Q:これらの開発途上地域や国の市場が開放されるにつれて、旅行者や航空会社にとって将来の旅行の姿はどのように影響されるでしょうか?
A:簡単に言えば、これらの地域は旅行の将来の姿そのものです。詳しく言いますと、これらの市場、つまり東欧、中国、インドは、航空サービスが現在、もしくは、つい最近まで限定されている、あるいはされていた地域でした。これらの市場が自由化され、技術開発が追随するに従い、ビジネス旅行者や観光旅行者が関心を持ち続けるでしょう。従来の航空会社は、成長や交通需要、そして最終的に収益の見込みの存在するところに関心を持つでしょう。
中国とインドは、成長のまっただ中です。限られたインフラと技術が、この成長を阻んでいます。
これら2つの開発要素が成長と歩調を合わせる方法が分かれば、需要はほとんど無限にあると言えるでしょう。
航空会社がネットワークやサービスを成長させれば、お客様もより多くの選択肢を得られます。お客様は、もっと高いレベルのサービスや、より多くの製品、能力の向上を実感できるでしょう。また、より優れた空港設備を利用したり、マイレージ・サービスの選択肢も享受できます。これらの選択肢が利用できるようになれば、お客様の需要と期待は、自然に高まるものです。ですから、成長を見せるこれらの各地域に航空会社を持つことは、スカイチームにとって重要なのです。なぜなら、お客様のニーズに合った最高水準のサービスをご提供できるからです。
Q:では、今後、アライアンスへの新規加盟が考えられるのはどの地域ですか?
A:中国、インド、東欧以外では、成長や機会の恩恵を得られるのはアフリカだと思います。ラテンアメリカについても同様です。どちらの地域でも、区域内の交通の成長に大きな可能性があります。残念ながら、いずれの地域でも、その機会が訪れる時、また訪れたとしても、雲行きを怪しくさせるような政治的障害があります。
スカイチームは、これらの地域における現在、そして将来的なお客様の需要に対して、ネットワークが確実に対応できるよう、すでに計画を立てています。当社のアソシエート・プログラムは、これらの地域ですでにアソシエート・エアラインの候補となっている、ケニア航空やパナマのコパ航空と協力してサービスを実現できるよう、具体的に計画されています。
その他の、アライアンスの成長と発展の展望としては、当社の製品の提供があります。これらの市場と他の市場が成長すれば、当社のお客様の需要は拡大します。スカイチームは、すべての地域のお客様の旅行に関するソリューションを提供するような、製品開発を続けていきます。