1月、サウジアラビアを代表する航空 会社であるサウディアは、2012年 にスカイチームに加盟する契約に署名しました。 同航空会社は中東で初のスカイチーム加盟航空会社となり、アライアンス・ネットワークに 35 の新しい就航都市が加わることになります。サウディアの加盟により、現在スカイチーム加盟航空会社による運航が行われていない中東各都市へのアクセスがお 客様に提供され、スカイチーム・ ネットワークがさらに強化されます。 リヤド、ジェッダ、ダンマームのサウジアラビアの主要ハブを経由して、26 の国内就航都市やアレクサンドリア、アデン、イスラマバードなどの国際路線を含むアラビア半島、インド亜大陸、北アフリカの新たな目的地へ乗り継ぐことが 可能です。 また、サウディアはヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカ合衆国への直行便を運航しているため、スカイチーム加盟航空会社は同地域における新規 顧客の開拓に取り組むことができます。 お客様はパリ、ローマ、ナイロビ、ニューヨークなどのハブを経由してスカイチーム加盟航空会社のフライトに乗り継ぐことができます。なお、スカイチーム加 盟航空会社である中国南方航空もジェッダ発アジア行きの定期便を運航しています。
2月、レバノンの航空会社であるミドル・イースト航空 - エア・レバノン(MEA)は、2012年にスカイチームに加盟する契約に署名しました。 MEA はスカイチームにとって戦略的成長が見込まれる市場である中東からの、第 2 の加盟航空会社となります。
スカイチームは、世界有数の経済地域で、急速に発展しつつある中東での活動を強化するよう積極的に取り組んでいます。 MEA のアライアンスへの加盟により、スカイチームにとって中東地域内だけでなく、西アフリカ路線でもより効率的な競争が可能となります。 スカイチームもまた、MEA に広大なグローバルネットワークを提供できるようになります。 MEA をご利用のお客様には、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、アメリカのスカイチームのハブを通じて、世界中の路線をご利用いただけるようになります。
4月、スカイチームは、6月1日付けで就任する新しい常務取締役にマイケ ル・ウィズブラン氏を任命しました。マイケル・ウィズブラン氏は、アムステルダムに本部を構える経営陣を指揮しつつ、スカイチーム運営委員会が策定した将 来の戦略プランを実施する責務を負います。戦略プランの優先事項の1つは、スカイチームのネットワークを引き続き拡大し、お客様を第一に考えた商品やサー ビスでアライアンスの豊かな価値を提案することです。
マイケル・ウィズブラン氏の任命と並び、スカイチームは、スー・リアン氏を常務取締役代理に任命し、さらに経営陣を強化しました。スー・リアン氏 は、中国南方航空の上級管理職です。アジア太平洋地域の新興市場に関する彼の幅広い見解は、この地域におけるスカイチームの存在感をさらに高めるととも に、大中華圏におけるトップの座を固める上で役立つことでしょう。
6月には、中国東方航空が正式にスカイチームに加盟しました。この上海を拠 点とする航空会社を迎えることにより、スカイチームは、地域トップの航空アライアンスとしての立場を強化し、大中華圏へ、および大中華圏からの1日の発着 便数を10%増加させることになります。中国東方航空は、2012年までに19社の加盟が見込まれているスカイチームにとって、14番目に加盟した航空会 社です。
中国東方航空は、スカイチームがお客様に提供するすべての特典の対象となり、法人のお客様に利点を提供するほか、この地域と世界を結ぶ通商貿易の機会を拡大すると期待されます。
9月には、台湾の主力航空会社であるチャイナ エアラインが、スカイチームに加わりました。台北に本社を置くチャイナ エアラインは、世界で最も躍動的なテクノロジー主導型経済であり、見どころ豊富な観光地であり、航空産業の急成長が見込まれる台湾において最大の航空会社です。
スカイチームは、この地域のネットワーク拡大によって非常に有利となります。チャイナ エアラインの充実した路線網は、アジア、ヨー�ッパ、北米、オセアニアを網羅しているため、お客様にとっては、世界中のスカイチームパートナーの便への乗 り継ぎが便利となるでしょう。また、チャイナ エアラインは、台湾と中国の主要目的地を結ぶ、充実した海峡横断ルートを提供します。台北も、この地域の重要なビジネス拠点を結ぶアジアのハブとして、発 展が期待されます。