1月、スカイチームは、SkyPriority(スカイプライオリティ)、すなわちスカイチーム・エリート・ プラス会員、ファーストクラスおよびビジネスクラスのお客様向けにブランディングされた空港内優先サービスの導入を発表しました。SkyPriority は、アライアンス全体で空港内優先サービスを統一するために開発されました。SkyPriorityは、2012年3月1日、台湾桃園国際空港に導入され たのを皮切りに、アムステルダム、アトランタ、北京、広州、ナイロビ、パリ、ローマ、ソウルなど、スカイチームが乗り入れる多くのハブ空港に展開されまし た。2013年には、1,000カ所以上の空港でサービスが開始される予定です。
3月、スカイチームは、旅行会社向けの専用ウェブサイトである SkyTeam.bizを完全リニューアルしました。リニューアルの目的は、スカイチームのウェブサイトSkyTeam.comと同様のデザインイメージ で、旅行会社に特化した豊富な情報やツールを提供することでした。
5月、スカイチームは、オンラインサービス「Round the World Planner」をアップグレードし、さらに簡単にスカイチーム各社のフライトをご予約いただける新機能を多数追加しました。この改良により、例えば世界 周遊旅行をご計画のお客様が、ご希望のスカイチーム加盟航空会社の予約担当者に旅程を送信し、見積書の請求と予約を行うことも可能となりました。
5月、サウディアが16番目のメンバーとしてスカイチームに加盟しました。サウジアラビアを代表する航空会社であるサウディアは、中東で初めての加盟航空会社であり、スカイチームはこの経済的に重要な地域で足場を固めました。
6月、スカイチームは、お客様に対する価値提案の充実、グローバル・ネット ワークの強化、シナジー効果の実現という3つの分野を中心に複数の取り組みを発表しました。その1つは、加盟航空会社の便から別の加盟航空会社の便への乗 り継ぎと受託手荷物の移動をスムーズにするSkyTransfer(スカイトランスファー)です。空港サービスの向上とシナジー効果を目的として、空港 ターミナルの共有を世界中で増やしていくSkyPort(スカイポート)もあります。北京とイスタンブールの2カ所にスカイチームの新しいラウ ンジもオープンする予定です。
6月、ミドル・イースト航空-エア・レバノン(MEA)が、17番目のメン バーとしてスカイチームに加盟しました。MEAのスカイチーム加盟により、ビジネスや観光を目的としたレバノンへの渡航、またはレバノンからの旅行が容易 となります。特に、米国、カナダ、ブラジルに居住する多数のレバノン人のお客様にとっては、パリ(シャルル・ド・ゴール国際空港)やローマの主要ハブ空港 で乗り継いでレバノンとの行き来が可能となり、非常に便利です。
8月、アルゼンチン航空が、18番目のメンバーとしてスカイチームに加盟し ました。南米第2位の経済国、アルゼンチンの国営航空会社であるアルゼンチン航空は、南米初のスカイチーム加盟航空会社です。アルゼンチン航空は、路線網 の空白を埋めると同時に、南半球を移動する世界中のお客様にとって、すばらしいビジネスやレジャーの機会を提供することになるでしょう。
11月、廈門航空は19番目のメンバーとしてスカイチームに加盟しました。中国東部の福建省の沿岸都市、廈門を 拠点とする廈門航空は、中国で5番目に大きい航空会社であり、主に廈門、福州、杭州のハブ空港から中国およびアジア全土に国内線およびローカル線を運航し ています。福建省は、衣料、茶、電子機器など多様な産業を擁し、中国で特に経済成長の著しい省です。観光業も非常に順調に成長し、地域経済を支える重要な 産業の1つとなっています。