北京、2012年6月11日 – グローバルな航空会社のアライアンスであるスカイチームは、お客様に対する価値提案の充実、グローバル・ネットワークの強化、シナジー効果の実現を目的とした複数の取り組みを優先的に実施すると発表しました。6月10日、北京で開かれた半年に1回の総会では、各スカイチーム加盟航空会社の幹部が、加盟航空会社同士の乗り継ぎの改善を目的とした複数のプロジェクトの促進を承認しました。
スカイチーム運営委員会の後、常務取締役のマイケル・ウィズブランは、アライアンスでの優先事項と各種プロジェクトの進捗状況について説明しまし た。ウィズブランは、次のように述べています。「航空業界は、激動の時代を迎えています。アライアンスは、加盟航空会社の事業に価値を付加することが可能 であり、またそうしなければなりません。そのためには、お客様に対する価値提案の充実、グローバル・ネットワークを拡大、強化する新しい機会の模索、加盟 航空会社間のシナジー効果の創出という3つの明確な優先事項に力を注ぐ必要があります。」
空港の利便性と快適性の向上
2012年、スカイチームは、エリート・プラス会員、ファーストクラスおよびビジネスクラスのお客様向けにブランディングされた一連の空港における優先サービスとしてSkyPriority(スカイプライオリティ)を発表しました。このサービスはスカイチームのネットワーク全体に適用されます。SkyPriorityは、最重要顧客に対し、チェックインから、保安検査、搭乗、受託手荷物の受け取りまで、空港での手続きをよりスピーディーに済ませていただくことを目的としています。
ウィズブランは、次のように述べています。「これは、言わば最も重要なお客様に対するレッドカーペット待遇です。 SkyPriorityというブランドは2010年にデルタ航空が開発したものですが、非常に好評だったため、アライアンス全体への導入を進めていま す。」2012年3月のサービス開始から、SkyPriorityは、現在世界の550カ所以上の空港で提供されており、2013年の初めまでにスカイ �ームの路線網全体に導入される予定です。
スカイチームのもう1つのプロジェクトは、SkyTransfer(スカイトランスファー)で す。これは、加盟航空会社の便から別の加盟航空会社の便への乗り継ぎと受託手荷物の移動をさらにスムーズにするものです。現在、スカイチームの加盟航空会 社は、1週間当たり30万便以上の乗り継ぎ便を運航しています。ウィズブランは、次のように述べています。「お客様は、シームレスな乗り継ぎを望んでい らっしゃいます。私たちは、トップクラスのハブ空港のすぐれた経験を生かし、卓越した空港サービスを提供したいと考えています。」スカイチームは、加盟航 空会社間の乗り継ぎ手続きを改善するために必要となる複数の分野を特定しました。これには、お客様へのレコグニッションとイレギュラー後のサービスリカバ リー、お乗り継ぎできないフライトが発生しないかの持続的な監視、スタッフのトレーニングなどが含まれます。最初にサービスの対象となる「エクセレンスハ ブ」として選ばれた9つの空港は、アムステルダム、アトランタ、北京、広州、メキシコシティ、パリ、ローマ、ソウル、上海であり、これらは、スカイチーム の路線網の中で最も乗り継ぎの多い空港でもあります。
そして3つ目のプロジェクトは、空港サービスの向上とシナジー効果を目的として、空港ターミナルの共有を世界中で増やしていくSkyPort(スカイポート)で す。すでに、ロンドン・ヒースロー国際空港T4、東京・成田国際空港第1ターミナル北ウイング、北京首都国際空港などでは、同一のターミナルにおいて、共 有チェックインエリアやセルフサービス機をご利用いただけます。また、2012年には、スカイチーム・ブランドの新しいラウンジが北京とイスタンブールの 2カ所にオープンする予定です。さらにロンドン・ヒースロー国際空港T4では、スカイチーム加盟航空会社がオンライン・チェックイン専用受託手荷物カウン ター(Fast Bag Drop)の試験運用も開始します。
グローバル・ネットワークの拡大と強化
スカイチームは、このほど中東初の加盟航空会社としてサウディアを迎え、この経済的に重要な地域で足場を固めました。6月28日には、レバノンのミドル・イースト航空もスカイチームに加わります。また、2012年には、さらに2つの航空会社がスカイチームに加盟する予定です。アルゼンチン航空は、8月29日に南米初の加盟航空会社として正式に加盟し、南半球でのスカイチームのネットワークが強化されます。続いて、11月15日には、経済成長の著しい中国南東部を拠点とする廈門航空が加盟し、大中華圏トップの航空連合の地位がさらに強化されます。
なお、東南アジアでのスカイチームの存在価値を高めると期待されているガルーダ・インドネシア航空のスカイチーム加盟予定は、現在のところ2014年前半となっています。これは、ガルーダ・インドネシア航空が新しいITプラットフォームを採用し、そのシステムへの移行と統合に時間を必要とするためです。
しかしながら、路線網を拡充すべき地域はまだ残っており、スカイチームは、ブラジルとインドというアライアンスでは未開拓の市場に参入する手段を引き続き模索していきます。
中国のシナジー効果
大中華圏の航空会社3社(中国南方航空、中国東方航空、チャイナ エアライン)がすでに加盟し、さらに今年末までに1社(廈門航空)の加盟を控えたスカイチームは、この地域トップの航空会社のアライアンスとしての地位を確立しています。
6月10日、スカイチームは、北京首都国際空港との協力合意に署名しました。両者は、お客様を重視した空港サービスの導入に向け、ただちに協力を開 始します。2012年になってスカイチームおよび中国の加盟航空会社が空港と結んだ合意は、これで3件目となりました。同じような協力合意はスカイチーム 加盟航空会社である中国南方航空、中国東方航空により、広州百雲国際空港および上海浦東国際空港との間で締結されています。
マイケル・ウィズブランは、次のように述べています。「これらの合意は、北京、上海、広州において卓越した空港サービスを提供するという当アライア ンスの取り組みの延長です。目的は、お客様に最高のサービスをお届けすることにあります。重要なのは、チェックイン手続き、受託手荷物の取り扱い、乗り継 ぎ、通関の効率化です。世界中のスカイチーム加盟航空会社のハブ空港で、問題を発見、解決し、新しいチャンスを見出すためには、乗り入れる空港における緊 密な協力が不可欠です。」
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スカイチームは世界的な航空連合であり、加盟航空会社をご利用のお客様は、多くの行先、便数の多さ、接続の良さを誇る広大なグローバルネットワーク をご利用いただけます。お客様はスカイチームネットワークの全ての便でマイルを獲得・利用いただけます。スカイチーム加盟航空会社は世界中でラウンジを 490か所以上ご用意しています。加盟航空会社16社:アエロフロート航空、アエロメヒコ航空、エア・ヨーロッパ、エールフランス航空、アリタリア航空、 チャイナ エアライン、中国東方航空、中国南方航空、チェコ航空、デルタ航空、ケニア航空、KLMオランダ航空、大韓航空、サウディア、タロム航空、ベト ナム航空スカ イチームは、173カ国の958都市へ向けて毎日14,700以上のフライトを運航し、年間4億8,700万人のお客様にグローバルな運航ネットワークを ご提供しています。
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