スカイチーム・カーゴの環境活動

スカイチーム・カーゴは、常にお客様のニーズを考慮し、高品質のサービスを通じて環境保護に取り組んでいます。加盟航空会社それぞれが、すでに環境への影響を削減する多くの対策を講じており、今後も継続する予定です。

排出削減を目指す具体的な取り組みの1つが、保有航空機の近代化です。それぞれの航空会社が、低騒音、低排出の新世代航空機を積極的に導入しています。保有航空機の近代化は、騒音の低減とクリーンな運航を実現する重要なポイントです。

例えば、エールフランスKLMは、これまでで最も環境にやさしい商業航空機に投資しています。このたび購入したボーイング777型貨物機はCO2排出量がボーイング747-400型より18%少なく、世界で最も燃料効率の高い貨物機です。アリタリア航空が新しいエアバス330、320型を導入した理由も同じです。これらの航空機は、環境への配慮を示す緑色の企業ロゴを掲げ、最も厳しい国際基準を満たしています。すなわち、最新テクノロジー、最も効率的なエンジンを搭載し、低騒音、低燃費を実現しています。大韓航空は、非常に効率的で環境にやさしいボーイング747-8型貨物機、777型貨物機によって保有機数を増やしつつあります。ボーイング747型より最大離陸重量が40%高いエアバス380型、機体すべてに軽量のカーボン材を使用した初の民間航空機、ボーイング787型も導入を予定しています。デルタ航空は、世界でも極めて新しい航空機を揃えています。2009年の保有航空機の平均燃料効率は、2000年より35%向上しました。チェコ航空も、環境に配慮し、このほど旧型の航空機を低騒音の国際基準に合格した新型航空機に入れ換えるなど、保有航空機を再編しました。中国南方航空も、環境にやさしい技術の導入、保有航空機の近代化、航路の最適化、温室効果ガスの排出削減などにより、環境への取り組み(Green Flying)をアピールしています。中国南方航空は、燃料消費量の多い旧型のMD-82型機を20機以上廃止し、エアバス320型、ボーイング737-800型など効率性の高い航空機を導入しました。

スカイチーム・カーゴの加盟航空会社はすべて、航空業務および陸上業務において環境を保護する多様な活動に取り組んでいます。主な例は、以下のとおりです。

  • 主に航空機とエンジンの整備における節水。
  • 太陽光発電の導入による省エネ(デルタ航空はポートランド空港とその顧客であるナイキと提携し、ポートランド空港内のナイキショップに太陽光発電で得た電力を利用)、または電子機器をアップグレードし、使っていない機器はオフにする。
  • 主に技術部門や空港(タクシーのアイドル運転など)による排気ガスの最小化、航空機へのウィングレット装着(アエロメヒコ航空のすべてのボーイング737型機、デルタ航空のボーイング737、757、767型機の多数)による一酸化炭素排出の大幅削減と大気汚染の軽減。デルタ航空は、ゼロエミッションの地上業務用電気自動車を1,200台以上導入し、公害と全体的なカーボンフットプリント削減に利用。中国南方航空は、中国では初めての離陸性能リアルタイム分析機能を開発し、ボーイング777-200型、ボーイング737-800型機に運用。
  • 木材、プラスチック、カーボンファイバーなどの再生材料を使用(Envirotainerのバッテリーも可能な限り再利用)。
  • IATAのe-Freightプログラムへの参加。航空貨物に紙の書類を使わないことにより、無駄とCO2排出を削減。
  • ウルトラケブラー、その他の軽量繊維を使用したコンテナによる航空機の軽量化。軽量化により、燃料消費とCO2排出を削減。また、中国南方航空は、一部のボーイング737 CL、757、エアバス320型機の機体全体の塗装を除去。重量と摩擦を軽減するとともに、燃料消費と排出を削減。
  • 環境への負荷を軽減する「代替燃料」の研究開発。

具体的な環境への取り組みの1つが、エールフランス-KLM航空カーゴのCO2相殺サービスです。これは、貨物の運送業者と荷主の両方に貨物によるCO2排出量を詳細にお知らせし、その排出の相殺をご提案するものです。相殺のための寄付金はすべて、ゴールド・スタンダード認証を受けた風力、水力、太陽光発電プロジェクトに投資されます。ゴールド・スタンダードとは、外部団体の監査を受けたカーボン市場の優秀プロジェクトであることを示す認証基準です。
企業の社会的責任における業績で企業を評価する主要国際指標、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)*は、2015年も11年連続でエールフランスKLMを「航空」カテゴリーの最高位であるリーダーに選定しました。同グループは、航空、鉄道、海上、陸上輸送、空港事業を含む「輸送」部門全体でも7度目のリーダーに輝きました。エールフランスKLMは、24の産業部門から1社ずつ選ばれた世界で最も責任ある企業(グループ)の1つです。
アルゼンチン航空とCarbio(アルゼンチンバイオ燃料評議会)は、2010年から航空バイオ燃料の開発に関与しています。航空バイオ燃料の主な目的は、温室効果ガスの排出削減、および再生可能で持続可能な燃料源の確保です。

さらに、すべての加盟航空会社が、環境保護を常に呼びかけ、環境問題に対するスタッフ全員の意識を高めるよう取り組んでいます。例えばデルタ航空は、代替通勤やボランティアなど多様な取り組みを実施し、従業員が職場でも私生活でも環境を意識するよう働きかけています。中国南方航空は、石油管理システムを設置し、社内の石油管理ウェブサイト、SMSプラットフォーム、石油管理セミナーなど多様な情報プラットフォームを通じて、従業員が石油を節約するためのアドバイスを積極的に共有することを奨励しています。また、チャイナ エアラインの取り組みは、飛行中の燃料節約にとどまりません。2012年、チャイナ エアラインは、台湾の工業技術研究院と提携し、空港での電気自動車の使用に関するフィージビリティスタディを実施しました。運用データは、将来、空港業務への電気自動車の導入に際して利用される予定です。

スカイチーム・カーゴに加盟する各航空会社は、環境問題に配慮し、環境管理方針/システムの継続的な実施と改善を目指しています。このような方針/システムの最終目標は、航空輸送産業が地球に及ぼす直接的および間接的な影響を永久的に削減することです。例えばチャイナ エアラインは、2012年、自社の環境保護モデルを国際基準に一致させるため、ISO 14001環境マネジメントシステムの導入を開始しました。アエロメヒコ航空は、国際基準の認証を受けた国内プロジェクトについて、MEXICO2と呼ばれるカーボンクレジットの取引によって、やはりカーボンクレ ジットとして知られる認証排出削減量(CER)を購入するため、独立系プラットフォームと契約を締結しました。MEXICO2はCERの売買を促進し、排 出のオフセットをサポートすることにより、自主カーボン市場におけると取引の透明性を保証します。このMEXICO2との契約は、2020年までにカーボ ンニュートラルな成長を実現し、2050年までに2005年と比較して排出を50%削減するという2005年の公約に基づき、アエロメヒコ航空がカーボン 排出のオフセットに関する国際航空運送協会(IATA)のガイドラインを導入したことを示しています。中国貨運航空では、操縦用マニュアル類の代わりに EFB(電子フライトバッグ)をB777F型機に装備し、重量を削減しています。運航制御システムのシステムパフォーマンスモジュールも最適化し、代替空 港での着陸距離を求めるパフォーマンスチャートを操縦用マニュアル類から外しました。これも機体の重量を削減します。さらに、エンジンのメンテナンスコス トと燃費を削減するため、貨物や乗客の重量が軽いとき、または滑走路の長さが十分にあるときは、ディレーティングによって離陸推力を低減しています。

現実的な成果を上げるには、すべての航空会社が協力して問題に取り組み、世界の航空業界に模範を示す必要があります。今後も努力を重ね、常に信頼性、安全性、環境の尊重を兼ね備えた輸送サービスをお約束します。